【速報】ヤクルト,ダノンとの提携解除
ヤクルト本社と仏・ダノンは,2004年3月4日に締結した戦略提携契約を解除する一方で,今後も協業関係を継続すべく覚書を締結する。
両社は2004年の戦略提携契約以後,ダノン社がヤクルト社の株式を20.61%(議決権比率)を保有し,取締役3名を派遣している。一方,ヤクルト社はダノン社へ取締役1名を派遣している。またインドではヤクルトとダノンが折半出資,ベトナムではヤクルト80%,ダノン20%の共同出資で事業を展開している。
これまでの戦略提携契約で,両社はプロバイオティクスの普及啓発活動や研究活動を行ってきた。こうしたなか両社は今後のあり方について検討してきたが,合意に至ることができなかったことから,契約解除を通知したという。
この契約解除により,ダノンがヤクルト持株比率を現在より引き上げない,とする契約上の義務が失効した。