昔の顔が戻ってきました
今年は不景気を象徴してか,良く知られているブランドや商品を活用する動きがみられます。これは新しいブランドを立ち上げることは,大変なコストがかかるからです。
商品を覚えて購入してもらうための広告宣伝やキャンペーンなどなど,マーケティングと販促費用はバカになりません。それにも関わらず失敗すれば・・・。
そこで知名度のある商品名を利用して・・・という戦略です。今日はそんな事例を2つご紹介しましょう。
1)サントリー「鉄骨飲料」
サントリー「鉄骨飲料」といえば,1990年代初頭に大ヒットしました。当時は「鉄骨」の名が語るとおり,鉄分を手軽に補給できる飲料が商品コンセプトでした。「鷲尾いさ子」の宣伝(鉄骨娘)が強烈なインパクトを出していました。まさに「懐かしい〜〜〜」がぴったりの商品です。
この「鉄骨飲料」,カルシウムを効率よく吸収できる特定保健用食品として1995年からは販売されてきましたが,なかなか一般には見ることができない“知る人ぞ知る飲料化”していました。今回のリニューアルはは200ml入りのPETボトル入りで販売です。価格は132円,懐かしさで買ってみるのもいいですね。3月30日発売です。
2)ヤクルト「ミルミル」
ヤクルトの「ミルミル」といえば,「ヤクルト」「ジョア」と並んだ“御三家”といえる商品でした。1978年発売,2005年に中止といいますから,その歴史たるや27年にも及ぶ長寿商品(驚)
「ミルミル」は,B.ブレーベ.ヤクルト株というビフィズス菌を使っています。ヤクルトによれば,この菌は大腸まで生きたままで届く有用菌だそうです。昔の「ミルミル」と一緒です。3月1日から1本90円で販売です。
ちなみに「ヤクルト」には「ヤクルト400」「ヤクルト80Ace」などバラエティありますが,すべてL.カゼイ.シロタ株という乳酸菌を使っています。このシロタ株についてはこちらをご覧下さい。
おいしいか,おいしくないか・・・それはアナタ次第です!