不二家ネクターがカクテルに

サッポロビールは缶チューハイや缶入りカクテル製品市場から撤退していたはずなのですが,ここにきて復活です。5月26日から「サッポロネクターサワースパークリングピーチ」を全国で発売すると発表しました。

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サッポロビールグループ(サッポロホールディングス)では,傘下のサッポロ飲料が不二家製品を販売していますので,多分,その関係で実現したのでしょう。

不二家ネクターで炭酸飲料バージョンはすでに発売経験があるので,なんとなくまぁ,容易に想像できるところです。

中年に片足を突っ込んでいる私としては「不二家ネクター」を飲むことは,ほとんどなくなっていますから,これをきっかけに飲むことになればイイかもしれませんねぇ。

ちなみに「ネクター」とは,果実飲料(果汁分10〜100%入り飲料)の日本農林規格(JAS)に含まれる「果肉飲料」という規格名称のことでした。しかし現在はJAS自体が変更されており,果肉飲料という規格は存在しません。

それでも特に30代以上の方にとっては「ネクター=ドロッとした濃厚感のあるジュース」というイメージが強いと思います。

ちなみに続きです。お酒の世界では,缶チューハイや容器入りカクテルなど,いわゆる「低アルコール飲料」の事をRTD(Ready To Drink)と呼んでいます。これは,例えばチューハイは「焼酎を炭酸水で割って果汁を加えた」ものなので,すぐに飲むことはできませんが,缶チューハイは「すぐにのめ」ますね。しかし欧米では「RTD」が缶チューハイ等の特定カテゴリーを意味することはなく,一般的に「容器入り飲料」を意味します。それでも炭酸飲料とフルーツジュースには使いません。