飲料業界,冬の節電対策を発表

清涼飲料業界は,今夏に引き続き今冬も自販機の節電対策を実施する。

自販機関連団体が加盟する清涼飲料自販機協議会は,今冬の自販機の節電対策を政府・自治体・電力会社やロケーションオーナー(設置場所提供者など)の要請・協力を得て実施すると発表した。具体的には,冬季の電力需要の高まる時間帯に,自販機のコンプレッサーを停止する。また,屋内設置の自販機で実施している24時間消灯を継続するほか,屋外に設置されている蛍光灯照明の自販機は,照明に使う蛍光灯の数を減らして点灯することを検討するという。

日本コカ・コーラ社は,冬の節電対策を自主的に取り組むと発表した。それによれば,東北電力(約10万台),東京電力(約25万台),関西電力(約10.6万台),九州電力(約13万台)のエリアの自販機を対象に,この12月中旬から2012年3月ごろにかけて,需要が高まる時間帯のコンプレッサー停止をおこなう。また屋外に設置している蛍光灯照明の自販機について,蛍光灯の照明数を減らす。屋内自販機の24時間消灯は継続する。節電中の自販機は,ステッカーを貼って表示する。